
https://www.apple.com/

上の画像にあるように今回のAppleからの発表はサービスを中心にしたものでした。
近年Appleの売上はiPhone、iPad、MacよりもiCloudやAppストアなどのサービスやサブスクリプション式のものが好調なのでそれを意識してのものだと思われます。
スマホやパソコン産業がすでに熟成しきっているので、革新的なものを出しにくいというのもあるのかもしれません。
ガジェット中心に記事を作成している私も今回のイベントを楽しみに仕事中もドキドキしていました。
休憩中にニュース記事を読んでみると、事前の予想通りにサービスを中心とした発表でしたね。
人によってはがっかりしたという方もいるかもしれませんが、Appleとしては順当なサービス発表だったのではないでしょうか。
Apple製品はスマホをはじめ多くの人に既に普及しきっており、購入のサイクルも長くなってきています。
そのため新しいデバイスを出すよりかは既に普及しきったデバイスに最適なサービスをサブスクリプション(月額制)で提供した方がいいと判断したのでしょう。

発表されたサービス
今回のイベントで発表されたサービス一覧はこちらです。
ポイント
- Apple News+ (ニュースサービス)
- Apple Card (クレジットカードサービス)
- Apple Arcade (ゲームサービス)
- Apple TV+ (動画ストリーミングサービス)
事前の予想通りのサービスたちでしたので、あまり驚きはなかったですね。
今回発表されたサービスは日本ではいつも通り、 まだ使用できません。
アメリカではイベント発表されてその日すぐに使えるものもあります。
英語圏で先行リリースです。
国産のアプリ産業にはAppleサービスが上陸する前に頑張って欲しいですね。
Facebookを意識してか
Appleの今回のイベント全体を通して思ったのですが、今まで以上にプライバシーに力を注いでいることをアピールしていた気がします。
もともとAppleはプライバシー関係には力を入れていましたが、昨年のFacebook問題を意識してか、よりプライバシーを守ることを強調していました。
FacebookやGoogleは個人情報をトラッキングして、パーソナライズされた広告を収入にしているので、それを遠回しに非難することでAppleの優位性を説きたいのでしょう。
個人的に気になるのは
正直に言えば全部気になりますもちろん。
最近安定した収入がはいるようになったので(残念ながらこのサイトではありませんが笑)、サブスクリプションでもサービスに加入しようかと思っていたところにこのAppleのサブスクリプションラッシュ。
気にならないわけがないじゃない!!!

問題は
ただ問題はほとんどのサービスが、 アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアと英語圏での先行リリースのものばかりです。
私の住むアルゼンチンも日本でもサービスがいつ上陸するのか未定の状態です。
サービスだと調整が国によって必要ですから仕方ないですよね。

それでは今回発表されたサービスをひとつずつ簡単に紹介していきます。
Apple News+

https://www.apple.com/
Apple News+は月額10ドル(約1100円)で300種類以上の雑誌やウェブニュース・新聞がひとつのアプリで読み放題になるサービスです。
さらに最大家族6人と共有できます。
iMacをこっそりアップデートしたときもiMacは家族に最適のデバイスという位置付けのものがありましたので、Appleはこれからは 家族全体を取り囲んでいこうとしているのかもしれませんね。
こちらは英語圏のみの提供で、日本でサービスが開始するのはいつになることやら・・・。
予想通りだが
もともと雑誌のサブスクリプションサービス「Texture」をAppleが買収したことからこのニュースサービスは予想されていました。
ただニュース読み上げサービスもあると思っていたのですが、それがなかったのは少し残念です。

Apple Card

https://www.apple.com/
Apple Cardはゴールドマンサックスとマスターカードと提携しているクレジットカードです。
iPhoneのWalletアプリで発行すればすぐに使えます。
ココがポイント
そのためカードが手元に届くのを待つことなく使えます。
デザインが神的にシンプル
デザインはカード番号も有効期限もカード所有者の名前にCVVもない超ミニマリスト感溢れる超シンプルなクレジットカードです。
白いチタン板にリンゴマークとICチップ、痺れるぜぇ・・・・。
流石Appleッ!!俺たちにできないことw(ry と思わず叫びそうになってしまいます。

支出が管理しやすい
Walletアプリで決済の履歴が確認できるのでしっかりと月の支出を把握できます。
またどのお店でいくら使ったかをマップ上で確認できたり、カテゴリ別に支出を把握することもできます。
Apple Payだけでなく
Apple Payはもちろん、対応していない所ではアップルの物理カードで支払いができます。
つまり、気になるあの子の前でこの超イカス、ハイカラなシャレオツなカードをベイベーすればベイベーってことです。
デザイン性だけでも発行する価値が十分にありますが、その還元率にも注目です。
還元率
還元率は発表会では「Daily Cash」と呼ばれていました。
日々のお買物でのApple Cardの還元率は2%です。
1000円で20円還元されます。
Appleの店舗での買い物なら3%戻ってきます。
仮に新型iPad mini64GBを購入すれば約1500円ぐらい還元されます。
これはApple信者はより公式で購入することを強いられるのではないでしょうか笑
こちらも
プライバシーはばっちり&日本での利用開始予定は未定です。
Apple Arcade

https://www.apple.com/
先日Googleが新しい形のゲームのプラットフォーム「Stadia」を発表したばかりですが、Appleさんも独自のゲームのサブスクリプションサービス発表を被せてきました。
特徴としては定額で有名デベロッパが作成した高クオリティのゲームが遊び放題になります。
追加課金もなしで、近年のソフト購入に、追加課金でキャラクターやコース追加といった姑息な罠(トラップ)に引っかかることもなくなりそうです。

というのも私もパズドラなどには課金したりしてましたから・・・。
Apple Arcadeではゲーム内広告も追加課金もなく純粋に月に定額だけになる予定なのでよりよいクオリティのゲームが維持されるのではないでしょうか。
なんにせよ子供が課金なしで遊べる優良コンテンツを作って欲しいです。
もちろん私も遊びますよ笑
Appleならではの
Google StadiaはYotubeでのゲーム実況向けのようなGoogleサービスとの連携が抜群です。
Appleの場合はiPhone、iPad、Mac、Apple TVのどのデバイスでもプレイでき、ほかのデバイスでプレイしていた途中から別のデバイスに移行してプレイができます。
自宅と外出先で使うデバイスを変えながら遊べるのは便利です。
またAppストアからダウンロードするため、飛行機の上や電波の弱い所でも、オフラインでプレイできるのが嬉しいですね。
ソフトの中には
FFことファイナルファンタジーの生みの親である坂口博信氏もイベントで流されたビデオに出てくるなど、Appleのゲームのプラットフォームには期待です。
他にもコナミやセガなども参加しています。
Apple Arcadeのプロモを見ればその独自のデザイン性とどのようなゲームがプレイできるか確認できますよ。
https://www.youtube.com/watch?v=67umVefSXnY
利用開始予定日
2019年秋から100以上のゲームタイトルと同時にローンチされる予定ですが、今の所価格も含め未定です。
GoogleのStadiaでは、Steamと同様に日本は外されているので、Appleでも同じように外されるのか、それとも早めに上陸するのか気になる所ですね。
日本のApple Storeにサービスが紹介されているので秋にそのままストレートでサービス提供開始の可能性は十分あります。
Apple TV+

https://www.apple.com/
最後のサービスとしてApple TV+ が発表されました。
これはAppleがiPad AirやiPad miniをiPad Pro並みのディスプレイに仕上げた理由とも推測されていた原因でもあるサービスです。
簡単に言えば、ケーブルテレビや動画配信サービスのコンテンツをAppleのアプリにまとめたサービスです。
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特徴
ドラマだけでなくケーブルテレビの豊富なプログラムの数もあるので、このApple TV+でほとんどの動画を視聴することができてしまいます。
Apple TV ChannnelesはCATVなど有料チャンネルを購入できるサービスですが、日本で利用できるかは謎です。
また国ごとに視聴できるサービスは変えてくる可能性はありますので、まずは様子見ですね。
Netflixにあやかって?
最近はGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)からFAANG(左4つ+Netflix)というようにNetflixも絶好超です。
動画を月額で見放題+オリジナルコンテンツがヒットしまくりNetflixものし上がってきました。
Appleはそれをみて、自分たちもAppleの名の下に動画コンテンツをひとつに集めて配信すればいいのではないかと気づいてしまったみたいですね。
さらにAppleオリジナルのコンテンツも数多く作っていく予定なのでNetflixの作品のように秀逸なものがどれだけ作れるかが気になる所ですね。
動画配信サービス戦国時代
ここに動画配信サービスの加熱競争が開始宣言されてしまいました。
日本国内でもAmazonプライムビデオ、Hulu、Dビデオ、Netflix等の様々な動画配信サービスが蠢いています。
ここにAppleも参入とあらば、選択肢は増えますが、どれにすればいいかももっと悩むことになりそうです笑

利用開始予定日
日本のAppleストアにも登場しているので利用開始はアメリカと同じく2019年の秋にリリースされるかもしれません。
ただし、先にも言ったように動画コンテンツがどのようなものになるか、既存の動画配信サイトと比べてみてからのサブスクリプションを始めた方がいいと思います。
まずは1ヶ月無料のお試し期間が設定されると思いますので、その時に十分比較してみてください。
まとめ
今回のAppleのイベントはハードウェアからサービスで売上を伸ばしているAppleからの新たなサブスクリプション型のサービス3つの発表と、お財布ごと抱え込むクレジットカードの発表でした。
すでに普及しきっているiPhoneは品質の向上から、購入サイクルも長くなったためサービスを中心にしていくのだと思いました。
特に今回の発表では全体的にAppleが今後どういった方向に進んでいきたいのかなんとなく見えてきた気がしました。
私が予想するAppleの考えは以下のものです。
ポイント
- プライバシーの保護(Facebook,Googleより優位性)
- アメリカ(英語圏)ファースト
- 家族丸ごと囲いたい
- お財布も囲いたい
- スマホ/タブレット単体だけでなく、デバイス間の連携力をアピールしたい
日本人の感覚ではサブスクリプション式に抵抗がありますが、クレジットカードの普及しまくっているアメリカを始め海外では月額払いはよりよいサービスに対して支払うのは当たり前です。
さらにiPhoneの普及率の高さも相まり、家族間でもApple一家のところでは今回のAppleからのサービスはガンガン購入していくことでしょう。
スマホはアンドロイドだけど、タブレットはiPadという層も取り込みやすいコンテンツなのが流石Appleさんという感じですね。
家族や友人と共有することもできるので、より利用範囲が広がり顧客を逃がすことが少なくなります。
ある程度ハードが売れたらソフトやサービスで飼い殺していくのがうまいですね。
サービスが実際に提供され始めたら試してみて、よさそうならそのまま使っていこうかなーと考えています。
というのもパソコンもスマホもタブレットもAppleだから笑
ここまできたらもう全部Appleで統一したくなるんですよ。
実際今回発表されたサービスはiPhone/iPad単体でなく組み合わせることでシナジーが発揮されることを前提ですからね。
この機会にiPhone,iPadを追加購入してみるといいと思います。
本当にApple製品同士の連携力は最高ですから。
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私のApple製品と使い方。Macbook Pro、iPad Pro、iPad mini、iPhone 8、iPhone 11 Pro Max、Apple Watch Series 5、AirPods。

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