今回はMetaMask(メタマスク)にBSCネットワークを追加する方法を説明します。
仮想通貨の取引所(CEX)を使わずに、仮想通貨を交換(スワップする)したい方はUniswap(ユニスワップ)やPancakeSwap(パンケーキスワップ)といったDEXを利用できます。
現在一般的によく使われているDEXはUniswapですが、取引手数料にあたるETHのガス代がとても高いのが懐につらいです。
2021年6月現在では、ピーク時のように一回の取引に100ドル以上といったことはなく、だいたい10-20ドルぐらいです(それでも高いです)。
ところが、Uniswapと同じく人気のDEX、PancakeSwapでは取引手数料は取引量にもよりますが、1ドル以下で取引することも可能です。
PancakeSwapを利用するために、MetaMaskを接続したい方はBSC(バイナンススマートチェーン)ネットワークを手動で追加する必要があります。
この記事では
MetaMask(メタマスク)にBSC(バイナンススマートチェーン)ネットワークを追加する方法を画像と一緒に簡単に説明しています。
MetaMaskにBSCを追加する理由
MetaMask(メタマスク)にBSCネットワークを追加する理由は、PancakeSwapがETH(イーサリアム)のネットワークチェーンではなく、BSC(バイナンススマートチェーン)というネットワークを使っているためです。
PancakeSwapにMetaMask以外のウォレットを利用する場合でもBSCのネットワークがあるウォレットをPancakeSwapと接続する必要があります。
PancakeSwapの取引手数料が安い理由はETHではなく、BSCチェーンによりBNB(バイナンス)コインをガス代として使うためです。
インストールしたばかりのMetaMaskにはPancakeSwapで使うBSCのネットワークがありませんので、自分で追加する必要があります。
以下ではMetaMaskのインストール方法、BSCネットワークの追加方法を説明していきます。
MetaMaskのインストール
PancakeSwapを利用するために、仮想通貨のウォレットMetamask(メタマスク)をインストール・設定する必要があります。
MetaMaskは仮想通貨のウォレットの事で、Google Chrome,FIrefox,Edge等ブラウザまたはiOS,Androidに対応しています。
当記事ではGoogle Chromeでインストール設定をしていきます。
下記リンクからMetaMask公式サイトにアクセスできます。
Install MetaMask for Chromeをクリックすれば、Chrome ウェブストアの画面が開きますので、Chromeに追加してください。
Metamaskを作成する際にパスワードとは別に、「シークレットフレーズ」という12個の単語が表示されるので、必ずノートなどの物理的な紙に控えてください。
シークレットフレーズはパスワードとは別に、MetaMaskを復元する時等に使われます。
そのため、スクリーンショットやメモで保存をしている場合、流出すると他人にお金を引き出されることもありますので、注意してください。
MetaMaskの作成方法詳細
MetaMaskの作成方法詳細は以下の記事にまとめております。
MetaMask(メタマスク)のインストール・ウォレット作成方法まとめ【超簡単】
MetaMaskにBSCの追加
インストールしたばかりのMetaMaskにはPancakeSwapで使うBSC(バイナンススマートチェイン)のネットワークがありませんので、自分で追加する必要があります。
step
1MetaMaskを開く
Chrome右上にあるジグソーパズルのアイコンをクリックして、MetaMaskを開きます。
この後も頻繁に使うのでPinをしておくことをおすすめします。
step
2MetaMaskを別タブで開く
MetaMaskにBSCを追加するためにはコピペが必要ですが、通常のウィジェットでは消えることもあるので、別タブで開きます。
step
3Custom RPCからBSCネットワークを追加する
画面右上にあるアイコン左をクリックして、ネットワーク画面を開きます。
今の時点ではBSCネットワークはありませんので、Custom RPCをクリックすることでBSCネットワークを追加します。
step
4BSCネットワークの設定を入力する
上の画像の様にコピペをして、セーブ、Add Networkをクリックしていけば、MetaMaskにBSCが追加されます。
コピペする内容はこちらです。
- Network Name:Binance Smart Chain
- New RPC URL:https://bsc-dataseed1.binance.org/
- Chain ID:56
- Symbol (optional):BNB
- Block Explorer URL (optional):https://bscscan.com/
step
5BSCが作成できたか確認する
BSCネットワークが無事に作成できたか確認する方法があります。
上の画像の様にメニュー→View in Explorerをクリックします。
すると、下の画像の様にパブリックになったあなたのBSCアドレスを確認できます。
口座内の残金からトランザクションまで公開されます。
さて、MetaMaskにBSCネットワークを追加すれば、後はBinanceで購入したBNBをMetaMaskに送金するだけです。
PancakeSwapの始め方は以下の記事にまとめております。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)始め方完全ガイド!高いガス代とはおさらば!【DeFi】
まとめ
この記事ではMetaMask(メタマスク)にBSC(バイナンススマートチェーン)ネットワークを追加する方法を簡単に説明しました。
MetaMask(メタマスク)にBSCネットワークを追加する理由は、PancakeSwapがETH(イーサリアム)のネットワークチェーンではなく、BSC(バイナンススマートチェーン)というネットワークを使っているためです。
インストールしたばかりのMetaMaskにはPancakeSwapで使うBSCのネットワークがありませんので、自分で追加する必要があります。
MetaMaskにBSCネットワークを追加すれば、BNBを送金してPancakeSwapを使い始めることができます。